
「在宅ワークはやめたほうがいいの?」
「私にも在宅ワークができるか不安」
「在宅ワークはやめたほうがいい」と言われたことはありますか?
「在宅ワークはやめたほうがいい」と思っていますか?
私は2016年から在宅ワークをしているのですが、やめたいと思ったことはありません。
ではなぜ「在宅ワークはやめたほうがいい」という人がいるのでしょうか。
それはどんな仕事に関しても同じですが、向き不向きがあるのです。
メリット以上にデメリットが大きいと感じる人は在宅ワークはやめたほうがいいと思います。
今回は、実際に在宅ワークをする上で思ったことや主婦である私が感じる在宅ワークのメリットをお話したいと思います。
在宅ワークの甘くない現実
在宅ワークを始めた人が突きつけられる現実。それはスキマ時間で月5万円稼ぐのは難しいということです。
【働き方改革・実態調査】副業している1000人に聞いた収入事情と満足度
主に在宅でできる副業をしている1,000人を対象にアンケートを行った結果、約85%が月収5万円以下となっています。
なぜ在宅ワークで月5万円を達成するのが難しいのでしょうか?
その理由を、初心者にもできる代表的な在宅ワークを例に解説していきたいと思います。
内職の場合:
シール貼りや袋詰めなど、初心者でもできる内職はたくさんありますが、内職は単価がとても安いです。やればやるだけ収入に繋がりますが、単価がとても安く、1点で0.5円〜1円が相場です。
例えばシール貼りは、慣れると1時間で200枚くらい貼れるようになりますが、単価1円だったとしても時給200円です。
時給200円だとして、月5万円を達成するためには250時間、1日約8時間の労働が必要となりますが、在宅ワークで1日8時間コツコツと作業するのは難しいです。
データ入力の場合:
データ入力の単価の相場は、1文字0.1~1円と言われていますが、実際の求人や案件募集では1件10〜50円ほどが相場です。データ入力も単価がとても安いです。
例えば、クラウドワークサイトで多く募集されている、ネットショップの商品ページの登録は1件40円程度ですが、どんなに作業に慣れても、1件20〜30分はかかります。
この場合、月5万円を達成するためには月に1250件、1日に42件の商品登録を行う必要があります。1件20分で登録できたとしても毎日14時間作業をする必要がありますので、現実的ではありません。
Webライターの場合:
在宅ワークとして近年やけにネット上でおすすめされている「Webライター」。まとまった収入を得ている人もいれば、すぐにやめてしまう人もいます。
Webライターは単にデータを入力するのではなく、テーマに沿った記事を決められた文字数で書く必要があります。
初めてWebライターとして活動する場合は、1文字0.5円から1円案件がほとんどです。2,000文字書いて1,000円。その2,000文字を書くためには、リサーチしたり校正したり修正したり。初心者では3時間〜1日かかると言われています。
月5万円を達成するためには10万文字、1日3,000文字以上のライティングが必要となりますが、慣れれば実現可能です。
ただ、1日3,000文字以上の記事を書けるようになるには、単価の安い案件を取り、ひたすら数をこなしてライティングの質とスピードを上げていかなければならず、この段階で挫折してしまう人が多いというのが現実です。
ブログの場合:
ブログでは、アフィリエイト(成果報酬型広告)と呼ばれる仕組みを利用して収益を得ます。
アフィリエイターを対象におこなった「アフィリエ イト・プログラムに関する意識調査 2022」によると、1ヶ月のアフィリエイト収入は、77.2%が5万円以下となっています。
ブログで収益を出すには、ただただ日々の出来事を書いて広告を貼るだけでは難しいです。
多くの人にブログに興味を持ってもらい、その上で広告をクリックしてアフィリエイト商品を利用してもらうためには、SEOやライティング、コンセプトや集客など、収益化するための知識を学ぶ必要があります。
ブログ初心者でも始められますが、収益化するには知識と時間が必要です。
在宅ワークをやめたほうがいい人


現実は甘くはないということを踏まえ、在宅ワークをやめたほうがいい人はどんな人なのでしょうか。
私は、こんな人には在宅ワークが向いてないのではないかと思います。
在宅ワークは楽だと思っている人
家にいて好きな時だけ仕事すればいいんでしょ?
と、思っている人には在宅ワークは向いていません。
働く場所がどこであれ、仕事は仕事です。
どんな仕事でも、コツコツとまじめに取り組まないと全く収入に繋がりません。
例えば・・・
- ユーチューバーは楽な仕事だな、と思っている人はいませんか?
ユーチューバーは1本の動画をアップするまでに、企画・撮影・編集など、ものすごい労力を使います。 - 在宅ワークでほぼ自動で収入を得ているという話を聞いて、これなら楽に稼げる!と思う人はいませんか?
その自動で収入を得る仕組みを作るまで、地道にコツコツと勉強や作業をしたからこそ達成できたのです。
楽して稼げるような仕事は、この世に存在しないと考えましょう。
イメージだけで楽な仕事だと思う人は、在宅ワークにしろユーチューバーにしろ、実際の仕事量を知ると挫折する確率は高いと思います。
在宅ワークを続けている人は、コツコツと継続し、本気で取り組んでいるのです。
ただ、今まで在宅ワークは楽だろうと思っていた人でも、在宅ワークの現実を知り、具体的な在宅ワークの内容を知ることで、在宅ワークへの一歩を踏み出せる人もいるのではないでしょうか。
情報収集が苦手な人
在宅ワークで収入を得るには、自分で決めて実践していくしかありません。
どんな仕事をするのか、どうやって収入を上げていくのか。
正社員にしろパートにしろ、企業で働く場合は、指導してくれる人がいて、決められた作業をこなしていけばよいケースが多いと思います。
在宅ワークの場合、指導してくれる人や方法を学ぶことは可能ですが、実際に仕事をする中では、様々な決定を自分で行う必要があります。
例えばwebライターやブロガーの場合、何を書くのか、どんな仕事を受けるのか、決めるのも自分ですし、実際のライティングでは事実確認も含めて情報収集が重要です。
やみくもに気分で物事を決めてもうまくいきません。
自分で決定するためには、必要な情報をたくさん検索して、判断材料を集めることが重要なので、情報収集が苦手な人は、常にわからないことは検索して学ぶクセを身につけると良いです。
在宅ワークが向いている人


では、どんな人に在宅ワークが向いているのでしょうか。
実際私もあてはまるのですが、こんな人に在宅ワークが向いているのではないかと思います。
子育て中の主婦
子育て中の主婦、特に小さなお子さんから小学生くらいまでのお子さんがいらっしゃる方におすすめです。
子供は急に病気になったりしますよね。
流行り病で突然休校や学級閉鎖になったり。
地域によっては天候によって休校となるケースもあるのではないでしょうか。
そんな時、在宅ワークであれば仕事を休む必要がないため、慌てることなく対応ができます。
モクモクと作業ができる人
多くの在宅ワークは、コツコツとパソコンに向かって行うことになります。
どんな仕事も、大きく分けると「情報収集」と「作業」を繰り返します。
パソコンに向かってモクモクと作業することが苦でなければ、在宅ワークは向いていると思います。
独立起業したい人
自分で仕事を始めて収入を増やしていきたい人は、今の時代なら在宅ワーク一択ではないでしょうか。
小さく個人で起業することは、今ではとても簡単です。
まずは個人事業主として独立して自分で仕事を始める。
私もそうですが、主婦でも初心者でもできます。
これからの時代は個人事業家が増えていくと思います。
主婦にこそ在宅ワークがおすすめな理由


家事や育児に忙しい主婦。
私も主婦なので、在宅ワークの恩恵をたんまりいただいている1人です。
個人的な意見が多くなってしまいますが、主婦の在宅ワーカーには、こんなにメリットがあるんです!
通勤時間がない
家事で忙しい主婦には通勤時間の30分〜1時間は貴重ですよね。
電車通勤であれば本を読んだりスマホで情報収集や作業もできますが、自動車通勤の場合は他の作業ができません。
通勤時間のない在宅ワークなら、その分仕事の時間を増やすことができます。
メイクしなくてもいい
これは個人的な意見になるかもしれませんが、Zoomなどのオンライン会議がなければ、外出する必要がないのでメイクをする必要がありません。
メイクが面倒だと感じる私には、とっても大きなメリットです!^^
子供に「おかえり」と言える
仕事をしているけれど家にいるので、子供が学校から帰ってきたときに、「おかえり」と出迎えることができます。
放課後の学童保育に申し込む必要もありません。
鍵っ子だった私は、帰宅時に家に母親がいる友達がうらやましかったです。



逆に夏休みなどの長期休暇中は子供が家にいて仕事がはかどらないということもありますが^^;
時間の調節が比較的簡単
在宅ワークの場合、始業時間や終業時間が決まっていないので、休憩も含めて自分で管理します。
時間の使い方が難しいと感じる方もいるかもしれませんが、なんといっても自由です!
学校行事などがある場合は、夜に作業をしたり、1日集中して仕事を片付けて次の日にお休みを作ったり。
在宅ワークだと「メリハリがない」「時間配分が難しい」という意見も聞きますが、とにかく自由に決められることがうれしいですね^^
いろんな仕事を経験できる
在宅でできる仕事はたくさんあります。
だからこそ何をしたらいいか迷うのですが、とにかくやってみて自分に合う仕事を見つけるしかありません。
クラウドソーシングサービスを利用するのであれば、いろんなジャンルのライティングをしてみたり、なんならライターをしながらブログを書いたりしてもいいですよね。
ぜひどんな仕事があるのかチェックして、やってみたいと思ったことにチャレンジしていってください。
まとめ
在宅ワークは楽な仕事ということではありません。
ただ、多様性が認められてきた昨今では、仕事の種類や働き方、働く場所などが自由に選択できるようになってきました。
自分が在宅ワークに向いているかどうか、まずはやってみることをおすすめします。
在宅ワークは「情報収集」と「作業」であると書きましたが、それ以上に自分が楽しんでいるかどうかが成功する鍵なのではないかと感じました。



みなさんが楽しい在宅ワークライフを送れまうように☆
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