「個人輸入って難しそう」
「中国語がわからないから中国輸入は無理かも」
「資金もそんなにないし、初心者にはハードル高そう」
「中国輸入」と聞くと、うさこちゃんのように難しそうだと思う人も多いかもしれません。
でも、実は日本ではとても多くの起業やショップが実践しています。
雑貨や洋服の多くが「メイド・イン・チャイナ」ですよね。
ここでは物販ビジネス初心者にもわかりやすく、中国輸入の基礎と流れをご紹介していきます。
個人でもできる?
個人でも中国輸入は可能です。
仕入れや買い付けと聞くと、ロット単位や一定の金額以上でないと購入できないイメージはありませんか?
近年では中国輸入を行う人口も増え、1個からでも購入することができます。
「でも中国語も英語も出来ないし・・・」
日本語だけで大丈夫!
日本語のサイトもあるし、日本語で取り引きできる代行業者もあります。
困ったときは翻訳ソフトやアプリで十分コミュニケーションが取れるので安心してください。
中国輸入の方法
中国輸入の方法は、大きく以下の3つになります。
販売する商品によって決めるといいと思います。
自分で購入して発送する
個人で中国から商品を購入する際には、中国のECサイトを使用します。
taobao(タオバオ)やalibaba.com(アリババドットコム)、Aliexpress(アリエクスプレス)などが有名です。
個人で1個から購入する場合はAliexpressがおすすめです。
AliExpress(アリエクスプレス)は中国国外向けのショッピングモールなので、ほとんどの店舗が海外発送を想定して運営しています。
商品を選択し、納期や送料を確認してクレジットカードやpaypalで支払いをすれば完了です。
あとは到着を待つのみ。
どうしても品質にムラがあるので、最初は自分でテスト購入して品質を確かめましょう。
一旦自分の元に届いた商品をパッキングして顧客に発送する場合は商品の質や状態を確認すればOK!
直接Aliexpressから顧客に発送する場合には、パッキングの状態が問題ないかも必ず確認しましょう。
取り扱う商品が少ない場合は、品質の良い商品を見つけて自分で買い付けるスタイルがおすすめです!
代行業者に依頼する
中国輸入の代行業者は数多くあります。
日本語で対応可能で、検品やOPP袋の取り替え、タグ付けなどのオプションも豊富です。
料金システムは様々です。
月額費用がかからないプランも多く、1点につき10元前後の手数料で買い付けなどの作業を行ってくれます。
先にクレジットカードやpaypal、銀行振込にて買い付け資金をチャージし、そこから指定の商品を代理で購入してもらい、検品→発送という流れが一般的です。
ECサイトのようなシステムを構築している代行業者も多く、商品を選んでカートに入れる感覚で依頼できます。
AmazonのFBA直送サービスを行っている業者もあるので、Amazonで販売する場合にはとても便利です。
全商品を検品したい場合や、取り扱い点数が多い、ブランドタグなどを取り付けたい場合は代行業者に依頼するのがおすすめです!
現地の人と契約する
中国の現地の人と直接契約して商品を購入してもらうこともできます。
代行業者よりも安い手数料で代行してもらえる可能性が高いです。
友人や知り合いがいない場合は、SNSや掲示板で中国人パートナーを探すこともできますが、信頼を築くには時間がかかるし、支払い方法に制限も出てくるので、あまり現実的ではないと思います。
中国輸入に慣れてきたら選択肢のひとつになるかもしれませんが、初心者は素直に代行業者を利用した方がいいと思います。
中国輸入のメリット
「難しそう」「大変そう」と思われているのに中国輸入を行う理由は、なんと言ってもメリットが大きいからなのです。
(実際はそんなに大変ではないですし^^)
例えばAmazonで販売されている多くの商品を、中国のECサイトで見つけることができます。
↓こちらはAmazonでは2400円で販売されていますが、アリババの1688.comでは38元(2022年現在で約760円)で購入できます。
取り扱っている商品の種類も多く、利益率の高い商品を探し出すことが可能です。
「輸入」と聞くと、国際送料や関税で利益が出ないのではないかと心配になるかもしれません。
ですが、諸経費を考えても十分利益を出すことができます。
輸送の手段は様々なので、自分の販売スタイルにあわせて検討していきましょう。
中国輸入のデメリットと対策
デメリットももちろんあります。
きちんと理解して対策すればトラブルを回避できます。
全ての商品が写真通りではない
日本のショッピングモールでは大抵の場合は写真通りの商品が届きますが、中国のECモールでは写真と大きく異なる商品が届くことも多々あります。
同じ商品でも販売しているショップによって品質が異なるケースもあります。
モールによって、そのショップが信用できるかどうか、★や点数で評価されていますのでチェックが必要です。
また、その商品の販売実績はあるのか、レビューは集まっているかなどを確認して仕入れ先を選定していきましょう。
届くまで時間がかかる
国内のように翌日または翌々日に届くということはありません。
発送手段は様々で、顧客に直送するケースであれば航空便を、大口ロットの場合は船便を選択するケースが多いと思います。
航空便であれば、早くて3日後、安さを重視すると1ヶ月ほどかかります。
顧客に直送するのであれば、届くのが早くても遅くても、販売時に明確に顧客に提示することが大切です。
商品ページだけではなく、サンクスページや注文確認のメールなど、何度もお知らせしたほうがいいでしょう。
関税がかかる
顧客に直送する場合は、商品代金が1万円以下であれば関税はかかりませんが、酒税やたばこ税などは免除されないため、金額に関わらず課税対象の場合があります。
大口で仕入れる場合には商品代金によって関税がかかります。
事前に把握しておきましょう。
余談ですが、以前下着をロットで輸入した際、税関職員から連絡があり、その下着の色を尋ねられました。
そのときは黒とベージュのみだったのでそのまま申告しましたが、なぜそんな質問をするのか聞いてみたところ、柄物の場合は税率が異なるとのことでした。
大型連休がある
中国にも日本と同じく大型連休がいくつかあります。
5連休以上になるものは3つで、旧正月の春節とGW時期の労働節、そして秋の国慶節です。
GWは日本も祝日なのであまり影響はないのですが、秋の連休と、旧正月の春節は事前に対策が必要です。
買い付け時期をずらしたり、いつもよりお届けに時間がかかる旨をアナウンスしたり、できることはやっておきましょう。
ただ、この旧正月の春節が一番厄介で。。。
暦上の祝日は7日間なのですが、春節の2週間前から、工場は早くも休みに入ります。
同時に帰省ラッシュも始まり、1週間前にピークとなります。
そして、旧暦の1月15日の元宵節で、ようやく春節の期間が終わり、工場が再稼働するそうなのです。
そう、その間約1ヶ月!
有在庫販売の方は早めの仕入れを、無在庫物販の方は事前告知や思い切って店休にするなどの対策で乗り切りましょう。
全体の流れ・作業を解説
それではここで、具体的な流れや実際の作業をざっと把握していきましょう。
有在庫の場合
有在庫とは、在庫を持って販売するスタイルです。
このスタイルで販売する人の多くがAmazonのFBA(Amazonの倉庫)サービスやロジスティック会社と契約して注文から配送までをまかせてしまうと思います。(そうしないと効率も悪いですし)
ここでは中国の代行業者を利用して自宅や倉庫で在庫管理する場合の流れをご紹介します。
- 中国ECモールでリサーチ
販売予定のプラットフォームや国内の売れ筋商品をリサーチし、同じ商品が中国ECモールで購入できるかリサーチします。 - 代行業者を通じて購入
品質が気になる場合は、まずは1個自分宛に送って実物を確認することをおすすめします。 - 自宅またはFBAなどの倉庫に発送してもらう
自宅宛に発送、または、納品に必要なバーコードなどを代行業者の指示に従って用意し、倉庫に送ってもらいます。 - Amazonや楽天、メルカリなどで商品を販売する
いよいよ販売です。商品ページを作成して販売を開始しましょう。
商品はすでに倉庫にあるので、売れたら自動的に顧客まで配達されます。
有在庫の場合のメイン作業はリサーチですね。
販売する商品さえ決まれば、あとは代行業者や倉庫で対応してくれます。
Amazonで戦う場合は特にそのリサーチが肝心です。
無在庫の場合
無在庫とは、在庫を持たず、商品が売れてから仕入れをして発送するスタイルです。
ここでは有在庫と同じく中国の代行業者を利用する場合の流れをご紹介します。
- 中国ECモールでリサーチ
販売予定のプラットフォームや国内の売れ筋商品をリサーチし、同じ商品が中国ECモールで購入できるかリサーチします。 - BASEやカラーミー、Shopifyなどで商品を販売する
リサーチした商品をショップに掲載して販売を開始しましょう。
無在庫物販の場合はAmazonやメルカリなど、多くのプラットフォームで禁止されているので、自分のショップを持って販売していきます。 - SNSや広告で集客する
プラットフォームの集客力がないので、自分で集客していきます。
SNSに商品の魅力を投稿したり、少額からでもできるGoogle広告などがおすすめです。 - 商品が売れたら代行業者を通じて購入・発送
商品が売れたら代行業者で商品の購入を依頼します。検品が完了したらそのまま顧客に発送してくれます。
無在庫の場合はリサーチと集客が重要です。
SNSで戦うのであれば、商品選定の時点でSNS上のトレンドや戦略を考慮するとよいと思います。
まとめ
今回は物販ビジネス初心者に向けて、中国輸入の概要ややり方をご説明しました。
どんなビジネスでも、行き先がわからないままでは進めません。
中国輸入の全体をざっくりとでも把握し、自分のスタイルを見つけてください。
それぞれの項目について詳細ページを作成していく予定ですので、楽しみにしていてくださいね。
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