「メルカリで無在庫転売は禁止なの?」
無在庫物販を行おうと思っている人は、メルカリにも出品したいと思うかもしれません。
現在メルカリで無在庫転売を行っている人は、このまま続けていいのか迷っているかもしれません。
ここではメルカリのルールやペナルティについてご説明します。
【結論】メルカリで無在庫転売は禁止です!
タイトルでも述べましたが、メルカリで無在庫転売は禁止です!
メルカリ利用規約のおさらい
概要
メルカリでは、手元にない商品の出品を禁止しています。
商品が手元にないことで、商品に関する質問に答えられない、配送できない/遅延するなどのトラブルを避けるためです。
また、外部販売サイトから購入者宛に直接商品を発送することや、配送代行サービスの利用も禁止しています。
事務局が禁止行為・出品物に該当すると合理的な理由に基づき判断した場合は、取引キャンセル・商品削除・利用制限などの措置を取る場合があります。
メルカリガイド>手元にないもの(禁止されている行為・出品物)
はっきりと手元にない商品の出品を禁止していますね。
「外部販売サイトから購入者宛に直接商品を発送することや、配送代行サービスの利用も禁止」ということも明記されています。
これは例えば、”Amazonで他者から販売されている商品を、自分のメルカリアカウントで販売し、売れたらAmazonで購入して直接メルカリで購入してくれた人に送る”というようなケースを指します。
メルカリで購入したはずなのに、Amazonの箱に入った商品が届いたら、不信に思いますよね。
メルカリで無在庫転売するのは違法?
メルカリではルールとして無在庫転売を禁止していますが、無在庫物販は法律で禁止されているわけではありませんので、違法ではありません。
なぜメルカリで無在庫転売が流行ったのか
禁止されているのに、なぜメルカリで無在庫転売を行う人がいるのでしょうか。
2017年頃までは、メルカリ自動出品ツールを使用して無在庫販売を行う人がとても多く、ノウハウなども多く出回っていました。
当時副業として取り組んでいた人も多かったと思います。
しかし、2022年現在では自動出品ツールはほぼ使用できず、無在庫物販も取り締まりが強化されています。
メルカリでは、出品時に手元にない商品の出品を利用規約上禁止しております。昨今、「出品ツール(メルカリに自動で出品を行うソフトウェア等)」を用いていわゆる「無在庫転売(手元にない商品を販売する)」を行い、ユーザー間でトラブルとなるケースが増加しておりますが、健全なマーケットプレイスを維持していくためにメルカリでは出品ツールの利用を禁止し、出品ツール等を販売する業者への対応も順次進めております。
利用規約違反行為に対する取り締まり強化について
メルカリに無在庫転売がバレる理由
メルカリでの無在庫転売がバレる原因のほとんどは、メルカリ利用者からの通報です。
通報される主な理由は3つです。
- 仕入れ先の箱で届く
最も多いのが、注文商品がAmazonの箱で届くためです。先述の通り、メルカリで購入したはずなのに、Amazonの箱に入った商品が届いたら、誰でも不審に思いますよね。
Amazonで検索をして、Amazonで販売している価格の方が安ければ「損した!」と思って通報するようです。 - 仕入れ先の納品書が入っている
発注時に「納品書は入れないでください」とお願いしていても、仕入れ先のミスで入る場合があります。また、発注時に言い忘れることもあるでしょう。納品書には購入者としてあなたの名前が記載されていますし、しかも仕入れ価格まで記載されていることでしょう。 - 商品写真や説明文の転用
無在庫転売では、商品が手元にないため、商品写真や説明文を仕入れ先サイトから転用することになります。検索してみると、Amazonなど他のECサイトに同じ画像、同じ説明文の商品があることが判明します。
このケースで通報するのは、同業者が多いかも知れません。規約を守って販売している人からすると、無在庫転売は腹立たしい行為だからです。
メルカリに無在庫転売がバレた時のペナルティ
メルカリの運営に無在庫転売がバレてしまった場合、基本的にはメルカリアカウントの停止か削除となります。
通報されてしまうと、即ペナルティを受けます。
運営側で状況を確認し、停止か削除の処分を受ける事となります。
メルカリは1人1アカウントしか使用する事ができないので、アカウントの処分を受けるお、2度と使う事はできません。
処分を受けたにも関わらず同じ行為を繰り返すと、以下の法律に抵触し、違法となる可能性があります。
・偽計業務妨害罪(3年以下の懲役又は50万円以下の罰金)
・不正アクセス禁止法違反(1年以下の懲役又は50万円以下の罰金)
無在庫物販でメルカリを活用するケース
中国輸入ビジネスにおける私のメルカリ活用術でもご紹介しましたが、無在庫物販でもルールを守ってメルカリを活用することができます!
無在庫物販を行なっている私でも、在庫を抱えるケースがあります。
- サンプル品として購入したもの
- こちらのミスで返品となった商品
こういった手元にある商品は、自分のショップでも販売しますが、メルカリにも出品します。
まとめ
今回はメルカリのルールやペナルティ、無在庫物販におけるメルカリの活用方法をご説明しました。
最初から結論は出ていますが、メルカリで無在庫転売は禁止です!
運営の目をかいくぐってメルカリで無在庫転売をやることは可能かもしれませんが、ルールを破り、通報やクレームに怯える状況では継続可能なビジネスモデルとは言えませんね。
無在庫であっても有在庫であっても、ネットショップの向こう側の人間(お客様)の存在を忘れてはいけません。
ルールやモラルを守って気持ちの良いビジネスを心がけましょう!
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