
「無在庫物販って、何?」
副業やネットビジネスなどで検索すると、「YouTube」「アフィリエイト」などと並んで「物販」という言葉をよく見かけると思います。
「物販」とは「モノを販売すること」で、その物販にも様々なスタイルがあり、そのひとつが「無在庫物販」です。
今回は物販ビジネス初心者にもわかりやすく、無在庫物販の基礎とやり方をご紹介していきます。
無在庫物販とは?有在庫物販との違い
「無在庫物販」とは、文字どおり在庫を持たずに商品を販売することです。
商品が売れてから仕入れを行い、仕入れた商品を検品、梱包し、お客様のもとへと発送しますので、在庫を管理することはありません。
検品、梱包から配送まで、仕入れ先に依頼したり外注でお願いする方法もあります。


反対に、スーパーやコンビニなどの一般的な小売店では、あらかじめ商品を在庫として仕入れ、その在庫を販売しています。
この販売方法をここでは「有在庫物販」と呼びます。


無在庫物販も有在庫物販も、それぞれメリットとデメリットがあります。
一概に「こちらが良い」と言えるものではなく、自分のビジネスにとってどちらが良いかを判断する必要があります。
ここでは無在庫物販メリットとデメリットをしっかりと把握しましょう。
無在庫物販をするメリット


無在庫物販には、以下の4つのメリットがあります。
金銭面のリスクが低く、小さく始められる
少ない資金で始められるのが無在庫物販の最大のメリットです。
有在庫物販では最初に商品を仕入れる必要がありますが、無在庫物販では売れるまで仕入れる必要がないため、資金に余裕がなくても小さく始めることができます。



初期投資が少なくて済むので、物販ビジネス初心者が最初に取り組むには良いビジネスモデルだと思います。
商品を増やすのが楽
物販ビジネスでは、商品点数が多い方が有利な場合も多いです。
有在庫物販で商品を増やすには資金力が必要となります。
しかし、無在庫物販では、商品の資料と情報さえあれば簡単に商品点数を増やすことができるのです。
売れ残り・仕入れ不足が気にならない
在庫管理の必要がないというのも無在庫物販の大きなメリットです。
在庫を持たないので売れ残りも在庫切れも心配する必要がありません。
在庫管理のコストも不要なので、費用面でも大きなメリットとなります。
梱包や発送などの作業を減らすことができる
無在庫物販の場合、仕入れをおこなっているメーカーや輸入代行業者に梱包と発送作業を委託できるのも魅力です。
梱包や発送などの作業を委託することで、仕入れ先から直接お客様の元へお届けすることができます。
自宅での梱包や発送作業が減るだけでなく、お届けのリードタイムも短縮できるので一石二鳥なのです^^。
無在庫物販をするデメリットと対策


無在庫物販にはもちろんデメリットもあります。
でも、それぞれにきちんと対策すればクレームやトラブルにつながる確率は低くなるので、必ず対策しましょう!
まとめ買いによる交渉ができない
仕入れ先から商品を買い付ける際、まとめて買うことによって割り引きがあったり、また、まとめ買いを材料に値下げ交渉ができるケースもあります。
無在庫物販の場合は、売れた商品のみを単品で買うことが多く、まとめ買いによる割り引きや値下げ交渉はできません。
まとめ買いをすれば単価が安くなる商品などは、有在庫物販で安く仕入れたショップには価格競争で負けてしまいます。
対策:人気商品では価格競争に勝てません。ライバルが少なく、かつ需要のある商品を見つけましょう。
商品を用意できないリスクがある
商品をリサーチして出品しても、実際に売れるまでに時間がかかってしまった場合、すでに製造・販売終了となっている場合があります。
その場合は、お客様に連絡し、キャンセルすることになりますが、当然買えると思っているお客様にとっては多少なりとも不満が残ります。
この場合は単にキャンセルの連絡をするのではなく、仕入れができなかったことをしっかりと謝罪しましょう。
また時間が経ってからの連絡はクレームに発展する可能性もありますので、わかった時点で素早く連絡しましょう。
対策1:仕入れルートを複数確保したり、定期的に仕入れ先の在庫を確認しましょう。
対策2:販売ページに品切れの可能性がある旨を明記しましょう。
信用してもらいづらい
無在庫物販が世間での信用性が低いのは、紛れもない事実です。
販売元の手元に商品がないことで怪しさや不安を感じるお客様も少なくありません。
過去に無在庫物販で代金だけを騙し取った事例もありますし、メルカリで購入した商品がAmazonの箱で届いたというケースでは不信感を抱くのは仕方ありません。。
対策1:少しでも信頼を得るためには、お客様にとってのデメリット(配送日程やキャンセルの可能性など)を明記しましょう。
対策2:購入いただいた方にレビューを書いてもらうようにしましょう。
お客様とのコミュニケーションの回数が多い
有在庫物販と比べると、無在庫物販の場合はお客様からのお問い合わせが多いと思います。
- 商品の詳細を知りたい
- 商品の違う写真をみたい
- いつ届くのか知りたい
さらに、先述の通り、こちらからの連絡も多くなります。
- 商品の品切れによるキャンセル
- 検品不良の交換対応による配送遅延
- 検品不良によるキャンセル
- 初期不良対応
対策:商品の情報を増やしたり、仕入れ先を改善していくことはもちろんですが、連絡する際にお客様の立場に立って言葉を選ぶことは大切です。誠意を持って対応しましょう。
無在庫物販は違法なのか?


Googleで「無在庫物販」「無在庫転売」と検索すると、必ず「違法」という言葉も出てきます。
多くの人が無在庫物販は違法ではないのか気になっているということですね。
結論はズバリ!無在庫物販は違法ではありません。
Amazonやメルカリなどでは無在庫での販売が禁止されていますが、それは法律に基づくものではなく、それぞれのプラットフォームのルールであって、無在庫物販が犯罪なのではありません。
無在庫物販のやり方


では実際に無在庫物販を行うにはどういう作業が必要なのでしょうか。
大きく4つに分けることができます。
リサーチする
無在庫物販に限らず、どんなビジネスでもとっても重要な「リサーチ」。
どんな商品を売るか、どこで仕入れるか、どうやって集客するか。
販売のスタイルによってリサーチ方法も様々ですが、無在庫物販の場合は出品場所が限られるため、集客方法をどうするかも考慮して商品を決めるのがよいと思います。
出品する
無在庫物販は、プラットフォームによっては禁止されています。
集客力のあるAmazonやメルカリなどは選択肢から外しましょう。
無在庫の商品は、自分のショップを開設して販売していくことになります。
以下は、自分のショップが簡単に作れるカート型ネットショップ開設サービスです。
デザインテンプレートやカートシステムなどが標準で用意されているので、初心者でも安心です。
- BASE(ベイス)
日本国内でショップ開設数がトップという実績があり、現在では180万以上のショップが開設されています。
登録費用、月額費用が無料なプランがあるため、初期費用を抑えて立ち上げたい人に人気です。
SNSや他サービスとの連携機能が多く、イチオシです。 - STORES(ストアーズ)
BASEと同様、登録費用、月額費用が無料なプランがあるので、こちらも手軽に始められます。
実店舗のPOSシステムもあり、実店舗とネットの両方で販売する人にはおすすめです。 - Shopify(ショッピファイ)
現在では170万以上のショップが開設されている実績のあるショップ開設サイトです。
使えるテンプレートや決済方法、連携サービスなどが豊富ですが、ショップの運営には月額費用がかかります。
Shopifyは本格的にネットショップで収益を上げたい方(目安として月商300万円以上)に向いているサービスと言えます。
集客する
リサーチと並んでとっても重要なのが「集客」です。
無在庫物販の場合、大手のショッピングモールには出品できませんので、自分で集客していく必要があります。
無在庫物販の集客方法は、主に以下の2通りです。
- SNSで集客する
インスタグラムやFacebook、twitter、Tiktok、Youtubeなどを利用して集客する方法です。
普段からSNSを利用している人であれば苦もなく続けられると思います。
SNS集客のいいところは、無料で行える点です。 - ネット広告を利用する
Facebook広告やGoogle広告を利用して集客する方法です。
どちらも1日500円くらいから始められるので、初心者でも試しやすいと思います。
Google広告のAIはとてもすばらしく、少額でも効果を期待できます。
仕入れて配送する
商品が売れたら、仕入れ先で購入し、検品・梱包してお客様に発送します。
先述の通り、仕入れ先や、中国輸入であれば代行業者などにおまかせするのが一般的だと思います。
BASEやShopifyでは、注文情報を仕入れ先や代行業者と連携するシステムがあり、注文が入ったらそのまま自動またはクリックひとつで発送まで完了できるケースもあります。



ショップ開設まで完了すれば、それほど実務は多くありません。
無在庫に限ったことではありませんが、重要なのは「リサーチ」と「集客」です。
無在庫物販をするときの注意点


ここまでざっくりですが無在庫物販の特徴ややり方をご説明してきました。
無在庫物販を行うには、物販の全体像や無在庫物販の特徴を把握し、ルールを守ることが大切です。
無在庫物販を始める前に、守るべきルールや配慮が必要になるポイントを知っておきましょう。
発送までにかかる期間を明記する
Amazonで買い物をよくする人は、購入した商品は1-2日で届くのが当たり前になっていると思います。
そんな中で届くまで10日もかかるとなると、注文ができているのかどうか、届くかどうか心配になります。
商品ページにお届けまでの日数を書いていても、見落とす人はたくさんいます。
商品ページだけでなく、例えばバナーやショップ情報、購入完了のサンクスページや注文確認メールなど、お客様が目にするであろう場所には全て書くくらいが◎!
仕入れがうまくいかない時は迅速な対応が必要
ショップで売れた商品を仕入れようとした時に、すでに製造・販売終了となっている場合はあります。
そんな時は、とにかく素早く連絡しましょう。
「キャンセルします」だけではなく、例えば希望の色がない場合は、仕入可能な別の色を提案してみるのも◎。
私は、お客様の返信が必要な時に数日待っても返信がない場合は、スマホのショートメッセージSMSを利用して再確認しています。
スマホのメールアドレスの場合はブロックされたり迷惑メールフォルダに入っていたりして気づかない可能性があるからです。
クレームやトラブルを回避するコツは、「素早く連絡」です。
無在庫物販を認めていないサイトに出品しない
ここまでにも何度か出てきましたが、例えばAmazonやメルカリは無在庫販売を認めていません。
ただ、楽天市場は規約では禁止されていませんが、ルールは多く存在します。
例えば2017年に問題になった「楽天で商品を購入してくれたお客様に、AmazonやYahoo!ショッピングで商品を買ってお客様の住所に直送する」というケースを受けて、審査は厳しくなっています。
自分のショップを開設して販売するか、ショッピングモールに出品したい場合はきちんとモールの規約やルールを確認しましょう。
中古品などの古物を仕入れない
無在庫物販で中古品を出品してしまうと、仕入れようと思ったときに在庫切れになっている可能性があるうえ、代替品を用意するのが難しいです。
さらに、中古品など古物を仕入れて売るには古物商許可が必要で、無許可で古物を販売すると3年以下の懲役、または100万円以下の罰金もしくはその両方という非常に重い刑事罰が下されます。
目利きも必要なため、少なくとも初心者のうちは中古品の無在庫での販売はしないほうがいいでしょう。
個人情報の取り扱いについて
無在庫物販に限りませんが、個人情報の取り扱いは慎重に行うことが大切です。
個人情報の取り扱いについては、規制だけでなく世間の目も厳しくなってきています。
個人でショップを運営する場合、例えばノートブックPCを持ち歩くのであれば最低限パスワードをかけるなど、セキュリティ対策を徹底しましょう。
無在庫物販を成功させるコツ


無在庫物販はメリットも大きいですが、デメリットも少なくありません。
無在庫物販を成功させるコツは、デメリットには対策をしつつ、注意すべきことをしっかりと把握し、経験を重ねていくことです。
始めてすぐには大きな利益は出ないかもしれません。
それでも商品リサーチやお客様とやり取りする回数を重ねていくことによって、リサーチのコツやお客様の商品の好みなどを把握することができます。
経験を積んで売上や商品数が多くなっていくと、外注に切り替えていく方も多いようです。
自分はどういうスタイルで物販をしたいのか、経験を重ねながら検討し、改善していくとよいと思います。



最初から完璧なショップ運営はできません。小さく経験を積み重ねて目標に近づけましょう!
まとめ
今回は物販ビジネス初心者にもわかりやすく、無在庫物販の基礎とやり方をご紹介してきました。
無在庫物販だけではなく物販の全体像を把握し、ルールを守って行えば、無在庫物販は難しいビジネスではありません。
目に見える「物」を販売するので、副業やネットビジネス初心者にも比較的気軽に(怪しむことなく)取り組むことができると思います。
まずは小さく始めて経験を積んでいきましょう^^
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